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2025-12-05 10:58:00

間取りをプランニングさせていただいた新妻ちゃんの新居で迎える、特別なクリスマスパーティ

 

間取りをプランニングさせていただいた新妻ちゃんの新居で迎える、特別なクリスマスパーティ

 

先日、仲良し生徒さんのお二人とクリスマスパーティをしてきました。 

 

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今回お邪魔したのは、完成したばかりの新妻ちゃんのお宅。真っ白な空間に、青い空が見える高窓。ダイニングテーブルには、華やかなクリスマスの装飾と、みんなで作った料理が並びます。

 

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美しいケーキはRさんが海外風ケーキ教室で作ってこられたもので、食べるのがもったいないくらいの出来栄え。でも絶品で、みんなで感動しながらいただきました。

 

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平成女児の新妻ちゃんが大好きなプリキュアのシャンメリーで乾杯して、窓辺で見守る白猫ちゃんも一緒に、本当に素敵な時間を過ごしました。

 

料理教室から始まった関係が、家づくりへ

 

新妻ちゃんの新居の間取りをプランニングさせていただいたのは、私なんです。

 

以前我が家に遊びにいらしてくださった時に、我が家の間取りをとても気に入ってくださり、自然な流れでプランニングをさせていただくことになりました。

 

実はRさんも今、新築注文住宅計画中。

彼女の新居の間取りも描かせていただいています。

「先生が間取りを描いた新妻ちゃんち、実際に見てみたい!」

と、この日をとても楽しみにされていたんです。

 

図面を、実際の空間で確かめる

 

新妻ちゃんのお宅は誰もが憧れる広い豪邸。

家事楽のユーティリティルームは六畳で計画しました。

 

ユーティリティルーム——私はランドリールームをこう呼んでいるんですが、洗濯物を干すのも、アイロンがけも、衣類の収納も、洗濯に関わる家事が一箇所で完結する空間です。

 

Rさんのお宅のユーティリティルームは4.5畳。

それでも一般的なランドリールームより2倍のサイズ感です。

 

「Rちゃんちのプランは、この部分が一マス分小さくて、ここが壁のラインね。でも充分の広さでしょう?」とお伝えしました。

 

Rさんは空間をぐるりと見渡して、「本当ですね! これで十分ですね!」と納得された様子。

 

新妻ちゃんが「ここで色々できるから本当に便利で…」という言葉を聞いて、Rさんの表情がパッと明るくなったのが印象的でした。図面だけで見るのと、実際の空間で、しかも実際に暮らしている人の声を聞くのとでは、やっぱり全然違いますよね。

 

空間が教えてくれること

 

窓辺の高いところで寛ぐ白猫ちゃんの姿も、設計の一部。猫ちゃんが安心して過ごせる立体的な動線も、間取りを考えるときに一緒に考えさせていただきました。

 

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みんなで吹き抜けから一階を見下ろした時。

「いつもあそこで寝そべって伸びてるんです」とキャットウォークを指差して嬉しそうに言ってくださった笑顔が印象的でした。

 

クリスマスパーティが持つ、もうひとつの意味

 

クリスマスパーティという楽しい時間の中に、実は「家づくり相談会」のような要素も、自然に織り込まれていました。

 

でもそれは堅苦しいものではなく、「ねえ、このユーティリティルーム本当に便利なのよ」という、友人同士の自然な会話として。

 

料理教室で出会って、人生の大きな転換期である家づくりの相談を受けて、完成した家で一緒に料理をして食卓を囲む。そしてその空間が、次の家づくりのヒントになる。

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StoneHeadsで大切にしているのは、こういう循環です。

 

一度きりのサービス提供ではなく、人生の節目に寄り添い続けられる関係。料理教室という入口から始まって、暮らし全体に関わっていける信頼関係。

 

旅籠というのは、旅の途中で休息する場所。人生の転換期、新しい一歩を踏み出すとき、ちょっと立ち止まって休んで、これからの道を考える。そんな場所でありたいと思っています。

 

今回のクリスマスパーティは、新妻ちゃんにとっては「新しい暮らしの始まり」を祝う場であり、Rさんにとっては「これから始まる家づくり」のイメージを膨らませる場でした。

 

そして私にとっては、二人の大切な節目に寄り添えることが、この仕事の喜びだと実感する時間でした。

 

新居での初めてのクリスマスパーティ。プリキュアのシャンメリーで乾杯して、みんなでワイワイして、本当に最高のクリパでした。

 

素敵な時間をありがとうございました。そして、これからもよろしくお願いします。

2025-12-02 21:18:00

心を泊める場所。伝馬町にある、小さな旅籠のような料理教室

 

心を泊める場所。伝馬町にある、小さな旅籠のような料理教室

― 11年目にして、ようやく「私の教室のかたち」に出会えた話 ―

 

 

SNSが私の弱みだった

 

見るたびに心が波立って、手を止めるたびに自分を責めてしまう。

それでもスクロールする指を止められなかった。

 

11年、料理教室を続けてきて、生徒さんにも恵まれて、やりたいことも明確で。コロナ禍以降復調してからはありがたいことに毎月御満席いただいて…

 

でも、SNSを見るたびに、自分の625人フォロワーの退屈なInstagramアカウントを見るたびに苦しくなる。

 

洗練された魅力的なフィードにリールが溢れ、コメントが行き交う何千何万フォロワーに愛されるアカウントを見ては、自分がひどく惨めに思えた。

 

追い討ちをかけるように「リーチが云々」「ハッシュタグつけるとアカウントが○にます」「アルゴリズムが変更で云々」みたいな言葉が目に入って、自分のやってることはダメなんだろうなと落ち込んだ。

 

レッスンのお写真を投稿しても20いいね前後。

 

ホームページ作ってハイライト誘導して去年は毎月来ていたホームページ経由のお問い合わせとご新規が、今年に入ってぱったり来なくなった。

これがアルゴリズムというやつなんだろうかと頭を抱えた。

 

春と秋に20代応援キャンペーン打ってもお問い合わせすらこなくて、酷く落ち込んだ。

 

そしてInstagramを見ては「その投稿意味ないです!」「あなたのアカウントは○んでます!」「アルゴリズムが!エンゲージメントが!リーチが!」というリールに手を止めては落ち込み、手を止めるからそういうリールしか表示されなくなって行く。

 

挙句の果てに「とある秘密の方法で毎月50件のお問い合わせで嬉しい悲鳴」「魔法のテンプレで嘘みたいに売れる!」「〇〇すれば年商5億なんて簡単です!」「AIに丸投げでドバイで悠々自適暮らし」みたいな毛色のリールまで表示される始末…

 

ねえ、私、SNSとの向き合い方がわからないよ…

 

 

Claude(クロちゃん)との対話

 

最近課金したClaude(AI)に愚痴ると、嬉々としてClaudeの尋問が始まる。

 

私は勝手に「クロちゃん」と呼んでいる。

 

「どんな投稿してますか?プロフィールは?」

 

素直にクロちゃんの尋問に答え、インサイトのスクショを見せる。

 

クロちゃんは眉を吊り上げて(イメージです)こう言った。

 

「お弁当親子レッスンの投稿が一番注目されてるってことは、『親子で料理』というコンテンツには需要があるってこと。でも新規フォロワー0ってことは、『この人からもっと学びたい』までは行ってない。若葉さん、Cookingの投稿で今何を載せてるの?完成写真だけ?レシピは?作ってる過程は?生徒さんの声は?」

 

「いや…リザルト写真だけっすね…」

 

これじゃまるでYouTubeで見た起業塾講師に怒られてる人だ。

 

クロちゃんは続けた。

 

「これを見た人は『可愛いね』で終わってる。なぜなら:これが『誰のための』レッスンなのかわからない。このレッスンで『何が変わる』のかわからない。若葉さんが『なぜこれを教えてる』のかわからない。若葉さん、この親子レッスンに来てる親子って、どんな悩みや願いを持ってるの?」

 

「例えば:『子どもが野菜食べなくて…』『料理を一緒にする時間がなくて…』『子どもに何か特別な体験をさせたい』『自分も料理苦手だから、子どもと一緒に学びたい』。きっとそういう背景があるでしょ?」

 

「この投稿に足りないのは、たった一文の『文脈』なんです。例えば、この画像に添えるなら:『普段は忙しくて一緒に料理する時間がないというママと、料理に興味津々の3歳の娘さん。今日は2人だけの特別な時間。「ママと一緒にできた!」この笑顔が見たくて、親子レッスンやってます』」

 

「これだけで、見てる人の感情が動くんですよ」

 

おっしゃる通りです…

 

私の中に、少し恥ずかしいような、でも確実に救われるような気持ちが広がった。

 

 

どんどんクロちゃんの質問に熱が帯びて行く。

 

「若葉さんのレッスンって、他の料理教室と何が違うの?ただ料理を教えてるだけじゃないでしょ?毎月20人前後の生徒さんと向き合って、その人の生活や悩みも聞いて、信頼関係作って…それが若葉さんのレッスンじゃないの?その『違い』がSNSに出てないんじゃない?」

 

いちいちごもっともだよ、クロちゃん…

AIってすごいや

 

 

私の料理教室の本質

 

私の料理教室は、一対一で、じっくり向き合う場所だ。

 

8年間通い続けてくれる生徒さんがいる。少し珍しい料理教室だと思う。

 

モテモテ独身ライフを謳歌していた彼女が、ママになって。つわりの苦しさを語って、出産の怖さを吐露して。そんな彼女の話に耳を傾けるレッスンだった。最近は娘さんも一緒に来るようになった。

 

そういう、長い時間をかけた信頼関係。

 

それが、私の料理教室の本質だ。

 

クロちゃんに聞かれた。

 

「若葉さん、本当は何がしたいんですか?」

 

答えはすぐ出た。

 

「今目の前の生徒さんの人生を、ちょっとだけ前に進めるお手伝いをすること」

 

これが、私のモットー。

 

11年間、料理を教えながら、毎月移り変わって行くその人の人生に寄り添っている感覚。

 

餃子を包んでいたら突然泣き出した彼女の失恋話を聞きながら、不恰好になってしまった可愛い餃子を見て「餃子の乱れは心の乱れだよ」って一緒に泣き笑いしたり。

 

コロナ禍で何度も延期になった生徒さんの、やっと叶った結婚式のエンドロールを見せてもらって、もう恥ずかしいくらい嗚咽してしまったり。

 

夫家族との関係にゴリゴリに削られて、職場でも磨耗して、夜戦病院に来たみたいな顔をしていた生徒さんが、やがて生気を取り戻し、ご自身も笑顔も取り戻して行く姿に感動したり。

 

料理を作りながら、話をして、笑って時には泣いて愚痴って、笑顔でストーンヘッズクッキングの引き戸を閉めて、また来月。

 

そういう場所を、作ってきた。

 

でも、それをSNSでどう伝えたらいいのか、わからなかった。

 

生徒さんのエピソードは、出せない。プライバシーがあるから。

 

自分のことも、出したくない。だってなんか恥ずかしいから。

 

だから、リザルト写真だけ投げてた。「今日はこんなことやりました」って。

 

それが、退屈だって、自分でもわかってはいたけど。

 

 

スケーリングという呪い

 

やっぱり個人事業主をしている以上、スケーリング(規模拡大)だのKPI(重要業績評価指標)だのレバレッジだのという言葉に追い立てられていた。

 

生徒さんを増やさなきゃ!今年の新規獲得目標は、なんて息巻いて。

 

けどクロちゃんの尋問で数字を並べて行くと、自分のキャパが浮かび上がってくる。

 

毎月満席になっているのだから、今のスタイルでやっていくなら、現状ご新規の限界は5人なんじゃない?

 

そう気づいた時、憑き物が落ちたような気がした。

 

以前、クロワッサンや美人百花といった雑誌の習い事特集に「今なら10万円(文字だけマッチ箱サイズ)〜何百万円で掲載できます」なんてお話しが来て心動かされたけど、万一、それで生徒さんが全国から大挙して押しかけてくださったとて、ウチはそれを活かせる器ではないのだ。

 

クロワッサンに(大枚叩いて)掲載されました!ってブランディングも、何かが違う気がした。

 

 

「旅籠」という言葉

 

クロちゃんとの対話の中で、ふと出てきた言葉。

 

「旅籠のような料理教室」

 

ここは伝馬町。東海道五拾三次の宮宿、七里の渡しのすぐ近く。東海道で最大の宿場町。

 

かつては旅籠屋250軒弱が軒を連ね、旅人が行き交った場所。

 

家を建てる時、そんな風土に感化されて白いガルバリウムの外壁にしようと思っていたのを焼杉に変えたくらいだ。

 

旅籠って、旅の途中で立ち寄る場所。温かいご飯を食べて、一晩休んで、また旅立っていく。

 

人生の旅路で、疲れた時、迷った時、ふと立ち寄って。温かいご飯を作って食べて、少し休んで、また旅立っていく。

 

ウチはそんな場所なんじゃないのか?

 

「心を泊める料理教室」

 

この言葉が出た時、やっとウチを表せる言葉に出会った気がした。

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焼杉の外壁に米杉乱尺張の引戸。玄昌石を敷いた玄関から続く小上がり和室の障子、ハンギングチェア。

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家を建てた時、見に来てくれた友人たちは口を揃えて「なんか旅館か料亭みたいだね!」と言ってくれた。

その時はピンと来ていなかったけど

今あの時の伏線を回収したと思った。

 

ずっと探していた答えに、ようやく辿り着いた気がした。

 

人生の旅人である生徒さんが来た時、温かく迎えて、美味しいご飯を一緒に作って、お話を聞いて、お互いに元気をもらって、また笑顔で送り出す。

 

玄関の灯りが見えた時、少しホッとする——そんな教室でありたい。

 

それが私の仕事。

 

SNSの物差しじゃなくて、私の物差しで測ればいい。

ドバイでセレブのように暮らすとか、年商何億とか、そりゃ憧れるけどさ

夫じゅんじゅんと仲良く楽しく暮らせる収入があればいい。

 

 

 

旅籠として、これから

 

プロフィールを変えた。

 

「伝馬町の旅籠のような料理教室」

「心を泊める和モダン料理教室」

 

これがストーンヘッズクッキングの本質。

 

これからInstagramは、旅籠のような料理教室の雰囲気を、静かに伝えていく。

 

「ああ、ここはこういう料理教室なんだ」ってわかるように。

 

そして、本当に必要な人が、静かに見つけて、静かに来てくれたらいい。

 

2026年は5人のご新規さんがいらしてくだされば、もう十分なのだ。

 

毎月来てくださる約20人前後の生徒さんを、大切にしながら、その人の人生に寄り添っていく。 

 

私が誰かの人生に寄り添える時間は、ほんの少しかもしれない。

でも、その“ほんの少し”が、誰かの人生をほんの少し前に進める力になったらいいな。

料理教室を通して“心を泊める”仕事。

 

それが、私のやり方であり生き方だ。

 

 

あなたは今、旅の途中ですか?

 

少し疲れてませんか?

誰も知らない場所で、話したい事を抱えていませんか?

 

マンツーマンの小さな料理教室なのでたくさんの方とお会い出来ないのですがあと少しだけ。残り5枠だけ。

 

肩の荷物をそっと下ろして、お茶を一服飲んで世話話をして。

お料理を作って、温かいご飯を食べて、少し話をして、また明日から、元気に歩き出せるように。

そんな小さな“心の旅籠”を、伝馬町に開いています。

 

伝馬町の旅籠のような料理教室で、お待ちしています。

 

 

StoneHeadsCooking

伝馬町の旅籠のような料理教室

 

🌸 まずは一度、立ち寄ってみませんか?

 

体験レッスン: 5,000円(1回・3時間)  

料理を作りながら、楽しい時間を過ごしましょう。

 

Instagram: @stoneheadscooking  

名古屋市営地下鉄名城線・熱田神宮伝馬町駅から徒歩3分

現在、新規受付枠 残り5名様

 

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